失神のこと

知っているから安心できる

失神の定義

失神の定義

失神とは、脳全体に十分な血液が供給されなくなるために、一時的に意識を失う症状のことをいいます。失神は突然発症し、姿勢を保つことができなくなる(倒れる)ものの、その症状は一過性であり、速やか且つ自然に意識が回復することが特徴です。
めまいやふらつき、吐き気、目の前が暗くなる等の前駆症状を伴うこともあれば伴わないこともあります。

失神の発生率

日本では年間約80万人が、失神を理由に医療機関を受診しているといわれています。失神の初発年齢は中間値で14~25歳で、若年に発生のピークを認めています。また発生率は年齢とともに上昇し、70歳以上で顕著な増加が見られます。このことから失神は若年者と高齢者で発生しやすい傾向にあります。
まだ国内では失神に関する人口統計がなされていないため、人口に対する正確な失神の発生率は不明です。失神が起きても病院を受診しない患者さんもいるため、実際に病院を受診する患者さんよりも多くの方が失神を経験しているといわれています。

失神の症状

前駆症状(浮動感、悪心、発汗、視力障害など)を伴うこともあれば、伴わないこともあります。
このような症状や失神前後の状況は、失神診断の重要な情報となります。
また、失神からの回復後に逆行性健忘をみることがあり、特に高齢者に多くみられます。
失神前駆症状(near-syncope,pre-syncope)は、失神に至る寸前の状況を指す表現として使用されますが、真の失神の前駆状態であることもあれば、非特異的な「めまい感」をこのように表現することもあります。

失神の危険性

失神は通常、意識を失っている時間が数秒から数分と比較的短く、後遺症を残さず自然に回復することが多いため、軽視されることが少なくありません。

しかし、失神が起きた時の場所や状況によっては、転倒による外傷、入浴中に失神して溺れてしまう、自動車の運転中に失神して交通事故を起こしてしまうなど、危険な場合があります。 また、突然死にいたる心臓の病気が隠れていることがあるため、循環器などの専門医の診断を受け、原因を正確に把握しておくことが大切です。

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