植込み型心臓モニタのご紹介です
手のひらにのるほどの小さな機器が、最長3年間、心臓を24時間モニタリングし、不整脈や失神した時の心電図を記録します。失神が起きたときの心電図は、失神が心臓の病気に由来するものか、心臓以外に原因があるのかを判断する上で、非常に貴重なデータとなります。体内植込み型のため、普段通りの生活を続けながら精度の高い心電図のデータを取ることができるのが特長です。
ICMは小さなスティック状をしています。胸の皮膚を1cmほど切開し、機器を皮膚の下に挿入(植込み)して使用します。植込み手術時の感染の危険はゼロではありませんが、手術時間は10~30分程度と短く、比較的簡単な手術です。
ICMは、心拍リズムに乱れが生じると、自動でその前後の心電図を記録します。また、失神を起こした後や動悸などの症状を感じた場合は、患者さんご自身またはご家族や周りの方が携帯型の患者アシスタントを利用して、失神からの回復前後の心電図を記録することができます。
ICMの植込みに大規模な手術は必要ありません。手術は局所麻酔で行い、多くの場合10~30分程度で終了します。一般的な植込みの手順は、以下のとおりです。
局所麻酔薬で切開部位を麻酔します。その後、適切な部位に小さく皮膚切開を行います(1cm程度)。
ICMは皮膚の下に挿入します。ICMのテストを行い、ICMが正常に動作していることを確認します。
皮膚を閉じた後、手術部位の手入れについて説明します。
販売名 | メドトロニック Reveal LINQ |
医療機器承認番号 | 22800BZX00111000 |
販売名 | メドトロニック Reveal XT |
医療機器承認番号 | 22400BZX00413000 |
販売名 | メドトロニック マイケアリンク ペイシェントモニタ |
医療機器承認番号 | 225ACBZX00078000 |