Reveal LINQ™について

植込み型心臓モニタのご紹介です

ICM Q&A

Q1 何か症状があった時は?

患者アシスタントのご説明
患者アシスタントを使って、失神からの回復前後の心電図を記録できます。失神の原因特定の機会を逃すことなく、いつでも使用できるよう、常に持ち歩くようにしてください。ご自身で操作が難しい場合は、ご家族や周囲の方に操作方法を知らせておくことをお勧めします。患者アシスタントを使用するタイミングは、担当医師の指示に従ってください。

Q2 遠隔モニタリングシステムとは?

遠隔モニタリングシステムのご説明
ICMを遠隔で管理するために、遠隔モニタリングシステムを使用することがあります。
ご自宅等に設置された専用のモニタから、植込み機器に記録された情報を医療施設に送ることができます。医療従事者は、送信された情報をコンピューターの画面で確認し、植込み機器の状態や不整脈の有無などを把握できます。尚、初回設定後は、指示があるまでモニタには触らず、電源につないだまま枕元に置いておいてください。

Q3 電気製品で注意が必要なものはありますか?

ICMは超小型の精巧なコンピュータのようなものです。そのため、ICMのデータ収集が、外部からの電気や磁力の影響を受けることがありますが、健康を損ねる危険性はございません。
普通の家庭用電気製品(台所用電気製品、掃除やパーソナルケア用の電気製品、趣味の製品、電動工具など)はおおむね大丈夫ですが、直接身体に電気を通すものや、外へ強い電磁波を出すものは使用を避けてください。
■ IH 調理器:
ICMのデータに影響をおよぼす可能性のある電気製品に、IH 調理器があります。IH 調理器の電源が入っている場合は、十分に離れるようにしてください。
■携帯電話などの無線通信機器:
コードレス電話、携帯電話、ポケットベル、携帯情報端末(PDA)、タブレット端末、Wi-Fi 対応ノートパソコン、Bluetooth機器などの無線通信機器を使用する場合は、十分離すようにしてください。例えば携帯電話であれば、ICMから遠い方の耳にあてるようにしてください。ICMの近くにある胸ポケットや、ICMの近くに持ったバッグに、電話などの通信機器を入れて持ち運ばないようにしてください。職場で、電気式アーク溶接機器、放送用アンテナ、発電所、送電線、高電圧機器、または高電流源を使用したり、それらの近くで働いたりしている場合は、担当医師に職場環境について相談し、アドバイスをもらってください。ほとんどは特別な注意を払うことなく移動することができます。ただし、空港などにある金属探知機を通過する場合や、店舗や図書館などにある電子防犯システムを通過する場合は、以下の注意事項を守ってください。
■金属探知機:
金属探知機のゲートを通過することで、ICMのデータ収集に問題が生じる可能性は極めて低いと考えられています。しかし、ICMの金属ケースが金属探知機を作動させる可能性がありますアーチ部分で立ち止まったり寄りかかったりせず、普通の速度で通過してください。
■電子防犯システム:
電子防犯システムがICMのデータ収集に影響をおよぼすことはないと思われます。ただし、防犯システム付近で立ち止まったり寄りかかったりせず、普通の速度で通過してください。

Q4 運動してもいいですか?

退院後は、日常的な運動に制限はありません。
水泳や入浴も可能ですが、ICM本体を圧迫するような姿勢や運動には注意が必要です。担当医師と相談の上、ICM植込み後もいろいろなスポーツを楽しんでください。

Q5 旅行に行ってもいいですか?

ICMを植え込まれていても、旅行をすることに問題はありません。
ただし、航空機へ搭乗する際の金属探知機にICMが反応したりする場合があります。空港の係官に便利帳またはデバイスIDカード を提示したほうがよいでしょう。

Q6 外来受診は必要ですか?

ICMに記録された心電図を調べるため、担当医師の指示に従い、受診してください。
ICMが心電図のデータを記録できる件数には上限があり、上限数を超えると一番古い記録を消して新しい心電図が記録されます。過去の記録が消えないうちに、チェックを受けるようにしましょう。自覚症状があり、患者アシスタントを使用した場合には、決められた通院時期に関わらず早めに担当医師に連絡して、その時の心電図をチェックしてもらってください。

Q7 MRI検査などの医療処置は受けられますか?

ICMの患者さんがMRI 検査を実際に受ける際は、検査にあたっての注意事項がありますので、事前に担当医師にご相談ください。
その他、大半の医療処置はICMに影響をおよぼすことはありませんが、放射線治療、電気メス、TENS(経皮的神経電気刺激)など、いくつか注意が必要なものがあります。医療処置を受ける前には、必ずICMを植え込んでいることを担当医師または技師に伝えてください。

Q8 家族や友人に伝えておくべきことはありますか?

患者アシスタントは常に携帯し、自覚症状があった場合は必ず使用して心電図を記録します。ご自身で操作が難しい場合でも必要に応じて手助けしてもらえるよう、ご家族や周囲の方にも患者アシスタントの操作方法を理解しておいてもらうことをお勧めします。

Q9 機器の寿命は何年くらいですか?

ICMは最大3年間使用できるように設計されています。
ただし実際の使用期間は担当医師が検討、決定します。

Q10 費用はどのくらいかかりますか?

健康保険は使えますか?
ICMの機器、手術手技料、入院などの諸費用を含めると、ICM植込みにともなう費用は全体で10万円を超えることもあります。ただし、現在の医療保険制度では、高額療養費制度における自己負担限度額があり、定額を超える分は給付金として支給されるため、実際の自己負担額を数万円に抑えることもできます(所得や年齢、医療費の金額によって異なります)。詳細は加入されている健康保険組合などにお問い合わせください。
また、個人がご加入されている民間保険のプランによっては給付の対象になることもありますので、加入されている保険会社などにお問い合わせください。
〈高額療養費制度とは(平成27年1月現在)〉
高額療養費制度は、家計に対する医療費の自己負担が過重なものとならないよう、医療費の自己負担に一定の歯止めを設ける仕組みです。医療機関や薬局の窓口で支払った額が、暦月(月の初めから終わりまで)で一定額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です(ただし、入院時の食費負担や差額ベッド代等は含みません)。受診後に支給を申請した場合は、受診した月から少なくとも3か月程度経た後に給付金として支給されます。
入院される方については、事前に、加入する医療保険から「限度額適用認定証」又は「限度額適用認定・標準負担額減額認定証」の交付を受け、医療機関の窓口でこれらの認定証を提示することにより、窓口での支払を負担の上限額までにとどめることができます。この制度を利用すれば、一度に用意する費用を少なく済ませられるようになります。
なお、医療費のお支払いが困難なときには、無利息の「高額医療費貸付制度」を利用できる場合があります。制度の利用ができるかどうか、貸付金の水準はどのくらいかは、ご加入の医療保険によって異なりますので、お問い合わせください。

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