ICM(植込み型心臓モニタ)とは|失神.jp

どうやって調べるの?

知っているから準備できる

ICM(植込み型心臓モニタ)とは

手のひらにのるほどの小さな機器が、最長3年間、心臓を24時間モニタリングし、不整脈や失神した時の心電図を記録します。失神が起きたときの心電図は、失神が心臓の病気に由来するものか、心臓以外に原因があるのかを判断する上で、非常に貴重なデータとなります。体内植込み型のため、普段通りの生活を続けながら精度の高い心電図のデータを取ることができるのが特長です。

ICMは小さなスティック状をしています。胸の皮膚を1cmほど切開し、機器を皮膚の下に挿入(植込み)して使用します。植込み手術時の感染の危険はゼロではありませんが、手術時間は30 分程度と短く、比較的簡単とされる手術です。
ICMは、心拍リズムに乱れが生じると、自動でその前後の心電図を記録します。また、失神を起こした後や動悸などの症状を感じた場合は、患者さんご自身またはご家族や周りの方が携帯型の患者アシスタントを利用して、失神からの回復前後の心電図を記録することができます。

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